ブルーモスクの脇、スルタンアフメト公園に3本の柱がある。
この公園では、ローマ帝国時代には戦車のレースが行われた。
1つは、コンスタンチノス7世の柱という石の塔。これはブロックを積み上げたものでオベリスクとはいわない。
2つ目は、トトメス3世のオベリスク
このオベリスクは東ローマ帝国のテオドシウス1世(在位 379-395年)が建てたので「テオドシウスのオベリスク」とも呼ばれていますが、
元々は新王国時代第18王朝のトトメス3世(在位 紀元前 1504-1450年)が古代テーベ(現ルクソール)、カルナックのアメン大神殿の第7塔門の南に2本建てたもののうちの1本です。
それを奪ってここに持ってきたというから驚きです。
このオベリスクはコンスタンティノープルに建てられて以来、ずっと同じ場所に立っています。13世紀初め、第4次十字軍がコンスタンチノープルを攻め、文化的財産は破壊・強奪されました。
しかし、オベリスクは大きすぎて運び出せず無事に残りました。
トトメス3世のオベリスク世界のオベリスクサイトを参考にしました。
オベリスクの台座
3つ目は、蛇の柱
もとはギリシア、デルフォイのアポロン神殿にあったもので、オベリスクと同様、4世紀にテオドシウス帝が現在の場所に移した。
穴の中にあるように見えるが、柱の立っている底の部分が当時の地面の高さ。