タイではUberはなく、Grabを使う。
あらかじめアプリをインストールしてクレジットも登録済み。
Uberは東南アジアから撤退して同業のGrabTaxiに会社ごと売却してしまったので、Uberは使えなくなった。
王宮からの帰りに、あまりの暑さにバス停まで歩くのを断念して初めて使ってみた。
現在地から少し離れたところに青い丸がある。
ここまで歩いてから呼んでねということか。
車の位置が表示されるので今どこにいるか分かる。前を通過した?あれ?
ナンバープレートを見るとアプリで案内されたもの。
まさかのバイク!
アプリで値段しか見てなかった。
動揺する私にバイクの運転手は「ドントウォーリー」心配しないでを繰り返すが、いや心の準備が出来ていないし、クーラーの効いたタクシーに乗る気満々だったのにバイク暑いし。
まして緑のワンピースだし⁈
またぐの?横向きに乗っていい?
身振り手振りで日本語で聞く。
身振り手振りでタイ語で返ってくる。
横向きに乗ったものの怖いったらありゃしない。車と車の間をすり抜ける。渋滞している車の間をすり抜けて進むから、確かに車より速い。
バイクには、Grabと書いてあるわけじゃないから、ただ普通に後ろに乗っていると思われる。
信号待ちで女性からワンピースの裾を指さされた。
「これね、確かに危ないよねヒラヒラして。
こうすればいいかなぁ。」
日本語でコミュニケーション。
うなずく女性。ニヤニヤするおじさんたち。
なんか誤解してるよね。私は客なんだけどね。
炎天下のバイク、腕に日差しが突き刺さる。写真を撮りたい景色もあったがさすがに無理。
冷や汗をかいて、ユースホステル 近くに到着。ここでいいから降ろして。
現金で払った。
バイクだからカード払いができなかったのね。
チップはいらないとネットで読んだのでお釣りはそのままもらう。
思いがけず、バイク体験をしてしまった。
次にGrabを使う時にはよく見よう。