万引き家族で国際的にも評価された是枝監督。
フランスとの合作でカトリーヌ・ドヌーブが主演した映画だ。
シネプレックス小倉にて、
会員サービスディ1100円なり。
第76回ヴェネツィア国際映画祭でオープニング作品に選出されたことでも話題になっている。
見事な脚本だった。
フランスで映画を撮っても、
カトリーヌ・ドヌーブが主演でも、
全然負けてない。
立派な是枝作品だわ。
カトリーヌ・ドヌーブが時々樹木希林に見えた。この家族が、万引き家族に見えた。
家族を描かせたら今この人の右に出る人はいないだろう。
この監督はこれからもどんどん世界中で引っ張りだこになるだろう。日本人としては嬉しいね。
題名の真実という意味が分かった。
人生の終盤の人にとっての自伝は、
その人にとっての真実でいい。
「魔法なんていらないわ。
あなたとの関係はこのままでいい」
母娘がハグするシーンが温かい。
どれが真実でどれが演技なんてどうでもいい。
全編フランスで撮影され、スタッフも監督助手と通訳以外はすべてフランス人。母娘を演じるカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュというフランスを代表する大女優、また、名うての撮影監督エリック・ゴーティエらに囲まれ、コミュニケーションのハンディを超えてどのように撮影が行われ、作品に結実していったのか。温かい拍手に包まれたべネチア映画祭オープニング上映
監督
是枝裕和
出演
カトリーヌ・ドヌーヴ/ジュリエット・ビノシュ/イーサン・ホーク/リュディヴィーヌ・サニエ
公式サイト
パリに住む国民的大女優ファビエンヌの家に、ニューヨークで脚本家をしている娘のリュミール、その夫で俳優のハンク、7歳になる孫娘のシャルロットがやってくる。ファビエンヌの自伝「真実」の出版を祝うためだ。しかしリュミールがその本を読むとそこには多くの“嘘”が綴られ、ライバルで親友でもあった女優“サラおばさん”のことも一言も綴られていなかった。わだかまりの中、母の新作の撮影に同行するリュミール。やがて本の中には綴られていなかった、多くの“真実”があらわになっていく。