来日した早川さんのイベントに行く前に再読した。
2000年旅行人発行
早川千秋 著
この本が発行されたのが2000年、
18年たってどうなったのか。
今は?
多文化の中で暮らすというのは、
清濁併せ飲むってことね。
以下引用
見るもの、聞くもの、肌に感じるもの、食べるもの、触れるもの、人々の行動、そんなすべてがびっくり箱だった。混沌とした船に乗って漂い、ジャングルの中をトラックの荷台に揺られて進み、いろんな出来事に驚かされ、私はそれまで当たり前だと思っていた世界観がどんどん崩れていくのを感じていた。生きるために必要だと思っていた常識が、別の場所でも同じように存在しているわけではない、ということを知った。頭の中の整理が追いつかなくて戸惑いはしたけれど、自分が支配されていた世界観や常識が崩されていくのを感じるのは、快感だった。この世の中にはなんでもありなんだな、という気がしてきた。それは私にとってひとつの解放だった。