エアーステションひびき ラジオ電話出演 3.11の思い出

2週に1回のラジオ出演。
エアーステションひびき

先週は3.11だった。
私の震災体験談を話した。

2011年3月11日2時46分
私は茨城県水戸市の隣の茨城町のとある小学校の校庭にいた。学童のお手伝いをしていたので子ども達を迎えにきていた。

グラグラゆれ始めたときは、何が起きたか分からなかった。

校舎が歪んでいる。
窓ガラスが割れ降ってくるに違いないと思い校舎から離れた。結果、窓は割れなかったが校舎の壁が波打つ様はほんと怖かった。

私は近くの鉄棒につかまったが、
ブンブン振り回されて飛ばされそうになり必死につかまった。

プールの水がざぶんざぶんと音を立て波打っていた。壁が壊れ水が流れてくると思い怖かった。

グラウンドの子どもたちは、
フライパンの上のご飯粒のようにパラパラ、ぴょんぴょん飛び跳ねていた。泣きながら床に座り込んでも跳ねてしまう。

1回目の地震が終わった後、学童の子たちをバンに乗せて児童館へ。よりによってこの日は、月に数回のバンの運転日だった。

茨城町の学童は4校で子ども達をピックアップして町の児童館で学童をしていた。

児童館へ向かう途中に2回目の地震がきた。途中の道は塀は倒れ、道路は割れ、電線はビュンビュン音がしていた。道路の真ん中で止まり地震が収まるのを待ち、ゆっくり児童館へ。

着いたら、今から近くの小学校が避難所になるのでそこに移動しますとのこと。

粉雪が舞う寒い中、児童館の前で町役場のバスを待った。泣き叫ぶ子ども達を抱きしめながら。

先日13日の金曜にシネプレックス小倉で見た映画、フクシマ50

最初のシーンは粉雪舞う中の地震のシーンだった。フラッシュバックして胸が苦しくなった。寒さ、怖さが蘇った。

ラジオでは、そんな話をした。

最後のメッセージでは、庭の桜の蕾が膨らんできた話をした。春は近い。身近な春を楽しんでください。

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